日産が開発したアラウンドビューモニター

免許取り立ての初心者ドライバーやペーパードライバーが一番苦手とするものが狭いところでの運転です。

 

特に前後左右ぎりぎりの状態の中での車庫入れは、初心者やペーパードライバーにとっては大きな関門で、それが嫌だから運転しないとか、その時だけ一緒に乗っている人に運転を代ってもらうなんて方もいるくらいです。

 

では、どこが難しいのでしょうか。

 

簡単にいえば車両感覚が身についていないということが言えます。

 

ベテランドライバーでも車が変わるとちょっと気を使うことがあるくらい、車両感覚というものは大事で繊細なものなのです。

 

ほとんどの場合、車両感覚はその車の乗っている時間が長ければ長いほど得ることができるのですが、経験の少ない方はほぼ車両感覚がないということになります。

 

それによって運転席から見えない部分をぎりぎりまで寄せるというのはかなりの恐怖となるのです。

 

見えないから怖いのであって、その部分が見えれば大丈夫なのではということで生み出されたのが日産が開発したアラウンドビューモニターです。

 

バックする時によく使われるリヤビューモニターの拡大版で、車を上から見たような俯瞰の映像を車内のモニターに映し出すというものです。

 

この俯瞰映像は何も衛星画像を使っているわけではなく、単なる4つのカメラ映像を加工してつなげたものです。

 

カメラの位置はフロントグリル、リヤバンパー、両サイドのドアミラーに埋め込まれており、そこからの画像をコンピューターが加工し、あたかも車を中心に上から見ているような画像として出力しているだけなのです。

 

最近のモデルでは、人や車など動くものを感知すると注意を促すような機能も付けられています。

 

ただ、あくまでもカメラ映像ですので大まかなことは認識できますが、5センチ、10センチというかなりギリギリの状態は、判断しづらくなっており、結局は自分の車両感覚に頼ることになるでしょう。

 

こういう技術は安全運転には有効なのかもしれませんが、これに頼るばかりに車両感覚というものを学習することができなくなるのが恐ろしいところです。