車庫入れにはインテリジェントパーキングアシスト

車の運転の中で比較的難易度が高いのは、左右に障害物のある車庫入れです。

 

特にほとんどの場合バックしながら車庫に入れるものですから、初心者にとっては大きな難関です。

 

たとえば縦列駐車、教習所では車の半分くらいまで後退したらハンドルを切るなどと、いかにも卒検のみで有効な方法しか教えてくれず、いざ免許を取って自分の車で同じことを行ってもなかなかまっすぐに駐車することができないなんてことをよく聞きます。

 

基本的に運転というものは、スポーツではありませんが体で覚えるものです。

 

「車の半分まで来たらハンドルを切る」などという目印を頼りにする運転も車によってボディサイズが違うので通用しないのが当たり前なのです。

 

結局は経験を積んで体と感覚に刻み込むのが一番なのです。

 

しかし、ここ最近そういった経験を積まなくてもある程度のことなら車が勝手にやってくれるような時代になりつつあります。

 

日産が生み出した「インテリジェントパーキングアシスト」という技術がそれで、4つのカメラ映像をつかって自分の車の俯瞰映像を見ることができるアラウンドビューモニターを使ったもので、車庫入れしたいところに車を止め、画面上に映っている止めたい場所を選びます。

 

そして、指示通りに車を前に少し移動させて、ゆっくりとバックし始めると、不思議なことにステアリングが勝手に動き出し、そのまま止めたいところまで進んでいくではありませんか。

 

自動で動くのはステアリングだけですので、アクセル操作やブレーキ操作は人間が行わなければなりませんが、それでも周りの注意を払いながらブレーキペダルの調整だけで目的に場所に停めることができるのですから驚きです。

 

自分が決めた場所にぴたっと止めることができるこのシステム、確かに優れた技術であることには違いはないと思うのですが、その動作が非常の遅く、休日の混みあったショッピングセンターなので、いちいちこの機能をつかって車庫入れしていたのでは大渋滞を引き起こすことは確実でしょう。

 

この機能もあくまで補助であって、それよりも優先されるのはドライバーのテクニックの向上だと思います。